便利な関数 †
分類 | 関数名 | 説明 | 使用例 |
数学 | QUOTIENT | 割り算の商 | =QUOTIENT(5, 2) | 2 |
MOD | 割り算の余 | =MOD(5, 2) | 1 |
検索/行列 | ADDRESS | セル番地の文字列 | =ADDRESS(1,1,,,"[Book1]Sheet1") | "[Book1]Sheet1!$A$1" |
=ADDRESS(1,1,4,,) | "A1" |
=ADDRESS(1,1,2,FALSE,) | "R1C[1]" |
INDIRECT | 文字列を参照に変換 | =INDIRECT("A1") | (A1セルの値) |
=INDIRECT("R1C1",FALSE) | (A1セルの値) |
=SUM(INDIRECT("範囲1")) | (範囲1という名前のセル範囲の合計値) |
セル内で改行 †
セル内で改行をするときは、Alt+Enter。
検索 †
セル内の改行を検索するときは、検索ボックスでCtrl+J。
ワイルドカード文字自身を検索するときは「~*」「~?」。
シート名の文字列をセルに表示 †
以下の数式をセルに入力
=MID(CELL("filename",$A$1),FIND("]",CELL("filename",$A$1))+1,31)
自動実行マクロの抑制 †
開いたときに自動実行されるマクロ(Auto_Openモジュールなど)は、Shiftを押しながら
マクロを有効にするボタンを押すことで抑制可能。(マクロ確認ダイアログが出ないときは、ファイルを開くとき)
セルのエラー値 †
ワークシート関数の ISERR() や ISERROR() でチェックすることもできる。
エラー値 | 意味 |
#DIV/0! | 割り算で分母がゼロ |
#NAME? | 関数名や範囲名が間違っている |
#NUM! | 大きすぎる数値又は小さすぎる数値 |
#NULL! | 指定した2つのセル範囲に共通部分がない |
#N/A | 関数や数式に使用できる値がない |
#REF! | セルの参照がおかしい |
#VALUE! | 引数の種類が正しくない |
セルの接頭辞 †
Excelの前身であるLotus1-2-3というソフトの仕様が生きているため、セルに入力する先頭文字が特別な解釈をされる場合がある。
- 「'」
シングルクォート。強制的に「文字列」と解釈させる。(Lotus1-2-3では左揃えの意味だった)
- 「=」
イコール。計算式入力もしくはワークシート関数と解釈される。
- 「@」
アットマーク。ワークシート関数と解釈される。
ワークブックの非表示 †
作業中のウィンドウ(ワークブック)自体を非表示にする機能が存在する。
- Excel2003以前の場合、メニューの「ウィンドウ」-「表示しない」
- Excel2007以降の場合、リボンの「表示」-「ウィンドウ」-「表示しない」
通常この機能を使用することはないと思うが、何かの拍子に非表示状態になってしまう場合がある。(個人用マクロブックはデフォルトでこの設定になっている)
非表示状態になっているブックは次回開いたときに何も表示されないため、ファイルが破損してしまったかのように見える。
そのような場合は、非表示状態が有効になっていないかを疑うとよい。
縦中横 †
セルの書式設定で「縦書き」に設定してしまうと、半角英数まで縦書きになってしまう。
全角文字は縦書き、半角文字は横書きにする場合(縦中横と呼ぶ)の設定方法。
- 縦書きフォントを選ぶ。フォント選択一覧には表示されないので、手入力すること。(例:@MS Pゴシック)
- セルの書式設定で「右へ90度回転(-90度)」を選択する。