準備 Edit

環境はVC++6.0を使用する。

デバッグ対象を「リモートマシン」、デバッグを実行するPCを「ローカルマシン」と称する。

  1. ローカルマシンにVC++6.0がインストールされていること。
    ※リモートマシンにはインストールする必要はない。
    LANケーブルでお互いを繋いでおく。(ストレートのLANケーブルでうまくいった)
  2. 以下のファイルを、ローカルマシンからリモートマシンにコピーする。コピー先のフォルダパスは同一とする。(フォルダが無ければ作る)
    • 「C:\Program Files\Microsoft Visual Studio\COMMON\MSDev98\Bin」の中全て
    • 「C:\WINDOWS\system32」の下記ファイル
      msvcrt.dll
      msvcrt*.dll (MSVCRTD.DLLも含む)
      MFC42D.DLL
      MFCO42D.DLL

  3. リモートマシンのユーザ環境変数に「ET_MAG_FACTOR」を追加し、値を「3/2」とする。
  4. ローカルマシンとリモートマシンで、お互いの共有フォルダが見られる状態にしておく。(ワークグループ設定等を行う)
    また、リモートマシン上の「C:\」ドライブは共有で見られる状態にしておくこと。(ローカルマシンからアクセスする場合は、「\\<リモートマシン名>\C$\HOGE\...」のように指定する)
    ※共有フォルダを開く際のユーザー名入力欄がカスレの場合、リモートマシンの以下の設定を確認する。
     ①ファイル名を指定して実行で「secpol.msc」を実行。
     ②ローカルポリシーのセキュリティオプションを開く。
     ③「ネットワークアクセス:ローカルアカウントの共有とセキュリティレベル」を「クラシック...」に設定する。

  5. リモートマシンに、デバッグ対象のアプリケーションとそのPDBファイルを置く。

デバッグ手順 Edit

リモートマシン側 Edit

  1. 「C:\Program Files\Microsoft Visual Studio\COMMON\MSDev98\Bin」内の「MSVCMON.exe」を起動する。
    「設定」ボタンを押下し、ローカルマシンのIPアドレスを設定する。
    File not found: "001.PNG" at page "技術資料/リモートデバッグ"[添付]

  2. 「接続」ボタンを押下して待機状態にしておく。(デバッグを終了するときは「切断」する)
    File not found: "002.PNG" at page "技術資料/リモートデバッグ"[添付]

ローカルマシン側 Edit

  1. デバッグ対象のプロジェクトをVC6で開く。
  2. メニューのビルド、デバッガリモート接続を選択する。
    表示された画面で、「ネットワーク(TCP/IP)」を選択して「設定」ボタンを押下し、リモートマシンのIPアドレスを設定する。
    File not found: "003.PNG" at page "技術資料/リモートデバッグ"[添付]
    「ネットワーク(TCP/IP)」を選択した状態で「OK」を押下して画面を閉じる。
    (通常のデバッグ状態に戻す場合は、「ローカル」を選択すること。)
  3. メニューのプロジェクト、設定、「デバッグ」タブを開き、各種設定を行う。
    File not found: "004.PNG" at page "技術資料/リモートデバッグ"[添付]

  4. 「F5」でデバッグ実行を行う。

添付ファイル: file004.png 2件 [詳細] file003.png 2件 [詳細] file002.png 2件 [詳細] file001.png 3件 [詳細]

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Last-modified: 2020-03-28 (土) 11:31:40 (1508d)